母の作る寄せ鍋は思い出の味

30代後半になる今でもふと食べたくなるのが実家の母が作る寄せ鍋です。

私は普段鍋にする際には鍋スープ(の素)を購入してしまうのですが、母はすべて手作り。とは言っても丁寧に出汁を取ってという面倒なことをするのではなく、昆布やカツオ節で軽く出汁のベースを作った後には鍋の具材をその日の気分で投入するだけのズボラなお鍋なんです。ホタテ、タラエビやカニの脚、鶏の手羽元などと野菜を煮ることで、おいしいお鍋に変化していくのは母のマジックなのでしょうか?私が真似してもなかなかそう思うような味にはまとまらないんですよね。

母のお鍋には鶏団子やイワシなどのつみれが手作りで必ず投入されています。市販のものとは全く違う、素材そのものの美味しさを感じられるまさにおふくろの味。これを食べるといつも子供時代に戻ったかのようなノスタルジックな気分に浸れます。

こんな醤油ベースの母の寄せ鍋の最後は必ず雑炊。美味しいスープとご飯が絡み合い、そこに溶き卵を落とすことでおなかも心も満たされ幸せ気分。近いうちに帰省してお鍋をご馳走になりたい気分になってきました。

兄貴と俺の鍋はやっぱチゲ鍋

僕は毎年秋の辺りからが好きです。
冬は本革のレザージャケットとかヒートテックとかで寒さに打ち勝つアイテムがあるからです。

でも僕は究極の食いしん坊なので暖かい食べ物があるのがなおいいです。
お兄ちゃんとプラプラ服を見てそんで家でストリートファイターをやりながら冬の間に毎日食べる鍋、それはチゲ鍋です。

辛くて 「 ひーっ、ひーっ、」ってなりながら食べます。
飲み物はやっぱりコカコーラです。
食べ終わったらご飯を入れて雑炊にしたり、うどんを入れたりします。

昔はお母さんと僕とお兄ちゃんと3人で食べてて僕の友達のけい君とかまー君とかで食べてたんですけどどんどん人が増えていってみんなで食べたのが忘れられないです。

僕も大人になってお兄ちゃんと昔みたいに毎日は食べなくなって彼女と2人で食べたりしてて、でもしょうがないかなって思ってたらお兄ちゃんからカカオトークで連絡があって、いつまでも冬はチゲ鍋食べるぞって連絡があって拉致られたんです。

前と違うところは僕もお兄ちゃんも恋人がいる事です。
前と同じ事は僕もお兄ちゃんもチゲ鍋を愛している所です。

これは余談ですがチゲ鍋との出会いは中学校の友達のバケのお母さんのご飯です。
僕の初恋の女性です。
大人になった僕の姿を見て欲しいです。

お見合いで食べた飛鳥鍋

もう40年も前のことです。今の夫とお見合いした時に橿原市のホテルで鍋料理を食べました。仲人のいない気楽なお見合いでした。と言うのも、私が教師をしていた村の教育委員会に勤めていた夫とは顔見知りだったからです。

どちらが頼んだのかよく覚えていませんが、名物のお鍋だったので食べてみたかったのだと思います。運ばれてきたのは真っ白なたれのお鍋でした。ちょっとびっくりしましたが、中身の具は普通の寄せ鍋とかと同じでした。でも、私の苦手な牛乳だったので困りました。

今さらいやとも言えず、こわごわ一口いただきました。別の意味でびっくりしました。今まで食べたことのないまろやかで、とても優しい味でした。食レポなど本当においしいのか疑う時もありますが、本当に「おいしい~」と思い、声に出して言ってしまいました。夫も飛鳥鍋というのは初めてだったそうですが、そのおかげですっかり打ち解けることができました。

その後、冬になると何度か飛鳥鍋を食べました。またお鍋のおいしい季節がやってきます。その時の飛鳥鍋は忘れることができないおいしい鍋料理です。

辛い!でもおいしい!新しい発見キムチ鍋

私が普段好んで食べるのは豆乳鍋です。
味が好きだというのはもちろんのこと、子どもたちも一緒に食べられるというのが魅力です。

しかし、最近違う味のおいしい鍋にはまってしまいました。
それはキムチ鍋!
はっきりいって定番中の定番ですが、今まで食べる機会がなかったのです。

辛いものはそんなに得意ではありませんでしたし、子どもたちが一緒に食べられないので鍋の素を買ったこともありませんでした。
今回、旦那からの強いリクエストでキムチ鍋の素を購入。

子どもたちが学校や幼稚園でいない昼食に二人で食べることになりました。

具材は白菜が高かったので安価なキャベツ。
そしてもやしにニラ、豚バラに豆腐です。
本当にシンプルな材料でした。

ぐつぐつ煮込んでいかにも辛そうな赤さ!
食べれるかなと恐る恐る味見をしてみたのですが、これが本当においしかったのです。

どうして今まで食べてこなかったのだろうと大げさな事を考えながら、二人で「熱い」「辛い」を繰り返しながらおいしく食べました。

シメにはうどんを突入。
麺にうまみと辛さとが絡まりあって最高でした。

寒い冬はまた旦那と二人でおいしいキムチ鍋を囲みたいと思います。

赤ちゃんからお年寄りまで大好きな鍋

我が家は大家族です。おばあちゃん、お父さんにお母さん、子供たちと赤ちゃん。全部で8人。
世代がかなり離れているので、みんなでお鍋を食べるときは、どのようなお鍋にするか迷いますよね。

我が家の場合、おばあちゃんは水炊きなど和風の鍋がいいとの希望ですし、お父さんはガッツリ鶏団子やお肉の入った鍋がいいと言います。
子供たちは水炊きは味が薄いからいやだとか、ウインナも入れてと言います。
赤ちゃんには取り分けできるような具材や味じゃないといけません。

そこで3世代に美味しいと言ってもらえるのがトマト鍋です。
通常トマト鍋にはコンソメを使いますが、我が家は和風トマト鍋にします。トマト缶に和風だしを合わせ、めんつゆを入れます。
具材は子どもたちの好きなウインナも合います。お父さん希望の鶏団子も合います。
野菜なら、キャベツやホウレン草、ジャガイモ。野菜もたっぷりと入れます。

お鍋の締めは、我が家はパスタではなくごはんです。ごはんを入れてぐつぐつ煮込み、チーズをいれて蓋をすれば完成!
みんな大満足のお鍋です。

青春の1ページの鍋

これは私が中学生のときの話です。私の通っていた中学は秋遠足というものがありました。キャンプ場まで歩き、料理を作り学校に帰ってくるというものです。

私たちのチームはキムチ鍋を作りました。材料は班員で分担して買いました。野菜を切る係、火を起こす係、食器を洗う係などありました。私は野菜を切る係でした。白菜、人参、玉ねぎなどを切りました。そのあと火を起こす係を手伝いました。火がなかなかつかずてこずりました。他の準備が先に終わってしまい班員全員で火を起こす作業をしました。一人の男子がやっと火種を作ることができ火を起こすことができました。

そのあと全員で鍋に水を入れ材料を入れ火にかけました。沸騰してきていい香りがしてきてお腹の空いていた私たちは鍋が出来上がるのが待ち遠しかったです。火が通ったところで全員で鍋を食べました。お腹が空いていたことと、自分たちで協力して作ったことで家で食べる鍋よりも美味しく感じました。青春の1ページだったと思います。

冬の思い出のお鍋

結婚して自分の家庭を持った私が冬に良く作る鍋は「タラ鍋」です。

これは、まだ子供のころに実家で母が作ってくれたタラ鍋がとてもおいしかったという思い出がもとになっています。
その年の冬に母が土鍋を購入し、働いていて忙しかったこともあり煮ればすぐに食べられる鍋料理の便利さにはまったのか、週に3日は鍋料理という期間がありました。
おいしかったので家族はなんの文句もなく喜んで食べていましたが、具には豚肉が使われていることがほとんどでした。
これは肉好きの父のために母が選んだ具でしたが、同時に父はキムチ味などの味の濃いスープを好んでいたのでおいしいと思いつつもなんとなく子供には胃がもたれてしまう味付けでした。

ある日、父が出張に出かけて不在の日の夕飯が鍋料理だったとき、具には豚肉ではなく白身魚が並んでいてスープは透明な黄金色をしていました。
いつもとは違うと思いつつも食べてみたら、塩味のさっぱりしたスープに白身魚の身がほろほろと崩れてその魚から出た出汁のおいしさにびっくりしました。
母に聞いたら魚は「タラ」だと教えてくれ、下茹でして鍋に入れるだけでおいしいと笑っていました。
我が家の食卓に出すと、簡単にできるのに主人も子供も喜んで食べてくれるのでうれしい限りです。

正統派もつ鍋

もつ鍋が好きです。
水炊きや寄せ鍋など、鍋は数々あり、どれも美味しくて好きですが、いちぱんはもつ鍋です。

美味しいお店も何軒か押さえていて、たまに食べに行きます。
たまにはうちでも作ります。とはいえお出汁の作り方は完全に自己流ですが。
福岡のご家庭では、それぞれにお出汁のレシピがあるそうで羨ましい限りです。
こだわりがあるらしく、教えてもらえませんでした。残念です。

さて、そのもつ鍋。
具材はモツにきゃべつ、ニラとニンニクがオーソドックスであり、破ってはいけないものだと強く思います。
お店によってはゴボウやモヤシ、豆腐が入っていたりしますが、それはいけません。
個人的好みだということは重々承知ではありますが、やはり声を大にして言いたい。
もつ鍋に余計なものを入れるな!と。

寄せ鍋などと一緒にしてはいけません。せっかくのお出汁が台無しになってしまいます。
福岡の某店でいただいたもつ鍋は、シメまで本当においしかった…!
具材はもちろんオーソドックスなもの。だからこそオーソドックスにこだわっていると言えます。
ゴボウなどに罪はありませんが、おいしいもつ鍋にはご法度ですよ!

男の鍋料理

私が、まだ20代の時なんですが私の職場の私より若い男の子が料理が大好きな男の子がいて、いつも休みには遊んでいたのですが冬になると皆を集めては鍋料理を振る舞ってくれていました。
男の子の料理なのでダイナミックで、すごくおおざっぱな料理でしたが味は絶品でした。

鍋と言うのは種類が沢山ありますが、その鍋料理は野菜から海産物から子供の好きな水餃子や、本当に様々な材料を使い作っていました。
色々な材料のエキスやダシが混ぜ合わされて本当に良いダシが出ていました。
その鍋をみんなでつっいていましたが体の芯から温まっていました。
やっぱり極めつけは蟹や海老のダシが本当によく出ていて美味しかったです。

最後の〆には雑炊風にしたりラーメン入れたり、うどんを入れたりしていましたが、これも絶品でした。
今は鍋はシンプルな豚や野菜だけの鍋しか食べないですが男の子が作る鍋は最高でした。
食べに行かなくても家でも美味しい鍋料理が食べれますから色々と盛り合わせて鍋作りをしたら良いと思いました。

白菜が美味しい季節に食べたい鍋料理

秋から冬にかけて白菜が美味しくなる季節に必ず食べる鍋料理があります。ペンローと呼ばれる名前の鍋料理で、もとは中国料理なのだそうです。

初めてペンローに出会ったのは、仕事仲間と一緒に鍋パーティーをした時でした。材料は白菜、どんこ、豚バラ、鳥もも、春雨、ごま油だけという至ってシンプルなものでした。そして食べる時に各自で塩と一味唐辛子を足して食べるという、自分で好みの塩梅に仕上げられるスタイルでした。同僚からそのように聞いた時は、正直あまりそそられるような鍋には思えませんでしたが、熱弁している同僚がとても料理上手な人だったので、本当に美味しいのかもなぁ、と思って座って料理が出来上がるのを待っていました。

作り方は簡単そのもので、どんこを戻したお水に材料を全て入れ、ぐつぐつと煮えたら春雨とごま油をひとたらしして出来上がり。あとは各自取り分けて塩と一味唐辛子を入れて味を決めて終わりです。一口食べてみて、白菜の甘みとお肉類の出汁にごま油の風味が加わり、滋味な味に感激しました。スープもごくごくと飲んでしまいたくなりますが、ここはぐっと我慢をして、最後の〆の雑炊用に取っておかねばなりません。全ての旨味を吸収してくれた雑炊は、最高の〆です。

しばらくして、作ってくれた同僚が、舞台演出家の妹尾河童さんの本に出ているのを読んで知ったのだと話してくれました。シンプルさゆえ、物足りないと思うかもしれませんが、いくらでもお腹に入っていく位美味しいお鍋ですので、ぜひ、色んな方に試して頂きたいです。